犯罪心理鑑定の勉強会

2019年度犯罪心理鑑定講座のご案内 

2019年度は京都と東京の2会場で犯罪心理鑑定講座を開催いたします。京都は11月23日(土曜日)13:30~18:30,花園大学で行い,東京は2020年2月11日(火曜日祝日)13:00~18:00,立正大学品川キャンパスで行います。講師は橋本和明教授(花園大学)と村尾泰弘教授(立正大学。ただし,村尾教授は東京会場に限る)です。申込み方法や講座内容はチラシをご参照ください。皆様,奮ってご参加ください。 

アメリカ合衆国のラスベガスにおける国際学会(National Organization of Forensic Social Work(NOFSW)において学会発表

2019年6月12日~6月14日にアメリカ合衆国のラスベガスでNational Organization of Forensic Social Work(NOFSW)が開催され,須藤明教授(駒沢女子大学)とともに,“The Significance of Psychological Professionals Testifying in Criminal trials in Japan”というタイトルでポスター発表をしてきました。そこで私が制作した模擬法廷のDVDを犯罪心理鑑定人をトレーニングするビデオ教材として紹介しました。(発表の様子)

模擬法廷DVDを制作(犯罪心理鑑定の鑑定人の証言)

犯罪心理鑑定について多くの人に知っていただき,それを活用していただこうとの思いから犯罪心理鑑定人が証言をする模擬法廷のDVDを制作しました。
この中には2つの架空事例があります。一つは「今井ケース」で,過去に虐待を受けた少年が強盗致傷事件を起こし,家庭裁判所から検察官送致となって地方裁判所で裁判員裁判となるものです。この事例の内容については,『犯罪心理鑑定の技術』(橋本和明編著,金剛出版)の本のp40からp52に掲載しています。もう一つの「丸井ケース」は成人の被告人で,強制わいせつ致傷事件を起こし,地方裁判所で裁判員裁判となるものです。(この事例の内容については,研修資料に使用するため公表はしておりません。)
このDVDについては販売及び貸与はいたしておりませんが,犯罪心理鑑定の研修等で今後は活用していこうと考えております。犯罪心理鑑定についての講演依頼を積極的にお受けいたしますので是非ご連絡ください。

犯罪心理鑑定講座(2018)ー大阪会場・京都会場ーのご案内

一般社団法人「司法心理研究所」主催による犯罪心理鑑定講座を下記のように開きます。臨床心理士,精神保健福祉士,社会福祉士等の対人援助職の専門家あるいは弁護士資格を有する人で参加を希望される方がありましたら奮ってご参加ください。(詳しくは案内チラシ参照)

平成30年9月22日(土)13:30-18:30(ドーンセンター大会議室)

平成30年10月20日(土)13:30-18:30(花園大学)

犯罪心理鑑定講座(2018)案内チラシ

犯罪心理鑑定講座を行いました(2018-1-6)

平成28年度に引き続き,平成29年度も日本臨床心理士会臨床心理講座として,平成30年1月6日に『犯罪心理鑑定講座』を開き,大勢の臨床心理士さんと学ぶ機会を持ちました。今後研修を持つ機会を多くし,犯罪心理鑑定ができる人を多く養成したいと考えています。

犯罪心理鑑定の講演とパネルディスカッションのご案内

『犯罪心理鑑定(情状鑑定)のあり方と今後の展望』というテーマで2016年8月26日に講演とパネルディスカッションを行います。対人援助職の専門家あるいは弁護士資格を有する人で参加を希望される方がありましたら対人ネットシンポチラシ(2016),必要な手続をされた上でご参加ください。詳しくは下記の案内をご参照ください。

臨床心理士対象の犯罪心理鑑定勉強会のご案内

これまで犯罪心理鑑定(情状鑑定)をした経験のある臨床心理士,あるいは将来的にそんな鑑定に携わりたいという臨床心理士を対象に勉強会を実施することになりました。申込みについては大阪府臨床心理士会(http://www.osccp.jp/)をご参照ください。

鑑定勉強会案内

『犯罪心理鑑定の技術』(橋本和明編著,金剛出版)の刊行

『犯罪心理鑑定の技術』の書籍を2016年7月に刊行しました。

「犯罪心理鑑定」は加害者がなぜそのような犯行に至ったのかというメカニズムやパーソナリティへの理解とともに,家族や学校における社会的要因あるいは生育史などの要因と犯罪行為との関連を明らかにするものである。時々,「動機なき殺人」などというように,犯行の確たる動機がなく実行に移してしまう事件が起こったと聞かされるが,動機がないということこそが犯行の大きな動機であり,そこに大きな真実が隠されているかもしれないのである。こうして犯行の陰に存在するもの,犯行を通じて加害者が真に求めていたものが何かわかれば,多少ともわれわれは腑に落ち,不安が軽減されるかもしれない」(本文より)

犯罪心理鑑定の技術

『対人援助職と弁護士とのさまざまな協働のあり方を考えるー学校でのいじめ事件,子との面会交流事件編ー』の講演とパネルディスカッションの実施報告

上記のテーマで2017年7月22日に講演とパネルディスカッションのコーディネートを行いました。人間関係が複雑となって紛争の解決は困難を極める状況のなか、法曹関係者だけでなく対人援助職と協働する必要性が増加しています。今回はいじめに関する事件経験のある弁護士と、面会交流の事件経験のある弁護士と臨床心理士からそれぞれ協働のあり方についてお話を伺い、その後パネルディスカッションをして議論を深めました。

対人ネットシンポチラシ(2017)